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* 22 グエル邸@ *



ランブラス通りから少し入ったところにでーんと構えているのは、
これまた貴重なガウディ作品のひとつ、
『グエル邸』
その名の通り、グエル氏が自らの家をガウディに依頼し完成させた邸宅で、
こちらも世界遺産に登録されておりますです。

通りが狭くて撮りづらいのですが、 こんな外観。 プレートが新しい

昨年(2011年)改修工事が全て終了し、リニューアル・オープンしたばかりなんだそうです。
見ることができてラッキー!!プレートが新しいはずですね。

カタルーニャの紋章 入口!! 入口上の装飾

個人宅でこの門構え(^_^;) 家と言うより、ビルですねぇ。。
チケットは、この立派な入口に向かって左に20mくらい行ったところにある、ボックスオフィスにて購入するらしい。

ここですね。 日本語もあるオーディオガイド込みで10ユーロ也。
分かりやすい解説マップももらえます☆

コインロッカーに荷物を預けて身軽になったら、いざ見学スタート!!
(ロッカーは2ユーロ入れて預け、出す時戻ってくるタイプ)

スタート地点の馬車庫
地下の厩舎から馬たちが来たんですね〜
中庭からの光が明るい。 天井

早速天井の模様が気になり、上を凝視して首が痛くなりましたが(^。^;)、
順路の地下へ進みましょう。



厩舎として造られた地下へはスロープで下りて行きます。

パティオに面した、地下へのスロープ 上も気になるし。

パティオからの光で、地下なのに明るい厩舎

きのこ型の柱と懸垂方アーチで
上階の重さに耐えています!
配水設備もばっちり。 パティオからの光と新鮮な外気が
厩舎内を快適に保っていたそう。
ここにワラが敷かれていたのね〜 馬を繋いでおくためのポール この螺旋スロープが1Fの馬車庫に
繋がっています。

地階から再び1Fに上がり、いよいよグエル様のお宅拝見です^^
1Fはエントランス&馬車庫のみのようで、何らやドラマチックな階段で更に上階へ。

真っ直ぐな柵じゃダメなんでしょうね。 すごい世界に行けそうな階段! 階段を上った所のステンドグラス

上がってきた所は中二階
執務室として使われていたスペースだとか。

大理石の床が豪華 2Fへの階段
階段の途中のステンドグラス 複雑な柄ですね。

メインフロアの2Fは中央サロンを含む、パブリックスペース
これはもうお家というより、ちょっとしたお城と言っても過言ではございませーん。

置物でなく、柱! 団欒の間だったり、喫茶室だったりしたお部屋 イスラム風の柄でしょうか。
団欒の間の仕切り。立派〜 映画で見そうな、ダイニングルーム ダイニングルームの天井

使われている資材も当然ながら、最高級だったようで、
改修するにあたり、極力当時と同じ素材で再現するべく、それはそれは大変な研究が続けられたそうです。

かつて収集品の展示など行われていた廊下。 分かりづらいですが、パステルカラーのステンドグラス☆

ここから一旦、テラスに出ます。

なんと特徴ある出窓。 裏面ファサード 今で言う、ブラインド?
テラスに続いてビリヤード室とアトリエ

このグエル邸、ガウディの初期作品のひとつらしいのですが、
まだあれですよね、「曲線しか使わないぞ!」的なデザインは見られず、何しろ豪華☆
資材が最高なら職人さんたちも熟練揃いだったのでしょうねぇ、随所に匠の技が炸裂しております。

中央サロン前室
扉の向うはゲストの待合&化粧室
金箔キラキランの前室天井!!
細工も手が込んでますよー
ドアを囲む柱

前室からお家の中心部分、中央サロンへと。
グエルさんもさぞかし自慢だったであろう、教会を思わせる荘厳空間!!

上に見えるは、パイプオルガン 星空のような天井の穴から、
太陽の光を取り込める仕組み。
ま、眩しいっ!!
黄金の礼拝堂への扉

広さはさほどないのですが、縦空間が何しろ圧巻の中央サロンで、ぽっか〜んと見上げていたら、
突然パイプオルガンの演奏がっ(@o@i)
30分毎に違う曲がリプレイ・システムによって演奏されているんだそうです。
(プログラムがマップに挟まれておりました)
パイプオルガンの音色って、日頃聞き慣れないせいか、まさに夢の中で聞いているようなんですよね〜
思いがけず、感動してしまったじゃないのぉ。。

3Fへ続く階段 パイプオルガンの奏者席。

贅沢時間の余韻に浸りつつ、中三階へと上がって参りました。
中二階っていうのは聞きますけど、中三階というのもあるんですねぇ。。

中央サロンを見下ろしたところ。
大きな絵画も飾られています。
音楽の催しの際は、オーケストラをここに配置。 この柵の芸術性と実用性の妙!

今日見てきたコロニアル・グエル教会とは、全くタイプの違うデザインながら、
光を取り込む工夫や、懸垂アーチと柱で建物を支える考え方なんかは一環していて、とても興味深いです^^
順路は、一家のプライベート・スペースへと続きまーす。





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