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2014年3月 アムステルダム旅行記

33 国立美術館2F-@




美術館は体力勝負!
こちらも相当に広いようで、どう回るか悩むところですが、真っ先にやって来たのは2F
何はともあれ元気なうちに(!?)、一番見たかった名画を拝見いたします♪


いらっしゃいましたー!! どれどれもっと近寄ろう。 色んな角度から撮ってみる^^

自警団が出動するところを描いたレンブラントさんの代表作「夜警」
その名も「夜警の部屋」に堂々いらっしゃいます。
作品自体もかなり大きく、その存在感は圧倒的です!
先日見たレンブラント広場の銅像群は、この絵の3D版ということですかね^^


ここには唯一作品前にロープが。 うっ、、うまく撮れないのですが、
光の加減がすごすぎる。
作表作品には自由に見られる解説シートが
用意されています。
(英語版有)

ここに来るにあたり、予習にと改修工事のドキュメント映像を見たのですが、「夜警」のお引越しシーンには大感動。
保管場所の別館から出した夜警をクレーンで持ち上げ、専用台車に載せて地上を何メートルも移動。
その様子をたくさんの人が見守っていて、本館に着いたら設置場所の2Fの床の開口から吊り上げ設置と。
しかも壁に掛けるのに3時間ちかくかかったとか。
もともとメイキング映像とか大好きな私は、もう萌え萌えでございました(*^3^)
そんなたくさんの方々の力で戻って来た雄姿を見られることに感謝です!


光が当たっているのは、あの少女と、 左の隊長と右の副隊長。 犬が吠えたり、太鼓を鳴らしたり。
真ん中の目だけ見えている顔は
レンブラントさんご本人だとか。
ちょいとズーム。
ちょ、ちょっとコワイかも(^。^;)
それにしてもこの質感!
近くで見ても写真のようでした。

解説シートのお蔭で細かいところに気付くことができたりして、夜警だけでも小1時間楽しめるという奥深さ。
更にですね、お隣にはコピーまであるんですよぅ。
何でも元々の夜警はもっと大きなサイズだったらしく、かつてダム広場の市庁舎に飾る際、
ドアとドアの間に収まりきらず上部と左端をカットしたんだそうです(@o@i) 
え〜っ
そのカットされた部分まで描かれているのがこの模写作品で、今となってはこれでしか元のお姿は見られないと。。


模写は小さ目サイズ。 1715年まではオリジナルの大きさだったらしい。 左端に二人が出現しているっ。

ホンモノとコピーを行ったり来たり、違いが面白くて何度も見てしまいました(^_^;)



「夜警の部屋」へと続く広いホールが「名誉の間」と名付けられ、いくつかの小部屋に分かれています。

「名誉の間」にあるレンブラントコーナー。 夜警と同様、集団肖像化の傑作。 左は自画像。

夜警のように1枚の絵の中に何人もの人が描かれている集団肖像画は、この時期のトレンドだったようです。

どびきり大人数の集団肖像画。

その他にも気になる作品目白押し。


超躍動的なスワン。 17世紀の風車のある風景。 かつてのアムステルダム市庁舎だそう。
チーズが美味しそうったらないです! これが絵とはすごいとしか。。



名画揃いの「名誉の間」の中で一際人だかりのあるのが、、、
フェルメールコーナー


大人気です!! 4作品が並んでおります。 もちろん解説シートもあり!

夜警と違ってどれも小ぶりな為、近くで見るにはそれはもう人だかりになりますよねぇ。
でも時折ふっと空く時間もあるので、常にぎゅうぎゅう詰めで見るのは一瞬、なんてことはなかったです。


出ました!「The Milkmaid」
※マウスを当ててみて下さい。
ミルクを注ぐ音が聞こえてきそうです。 そしてやっぱりパンが美味しそう!(笑)

名画を見ても食べ物に目がいってしまうこの食いしん坊ぶりはどうなんだろうか。。(u__u;)
それはさておきこのMilkmaid、国立美術館改装中には世界を旅しておられ、私も以前NYのメトロポリタン美術館でお目にかかりました。
こうして故郷に戻って再会できるとは感激です!


故郷デルフトの家から見える小路。 「The Love Letter」というタイトルがロマンチック。 こちらは手紙を読んでいる女性。
ラピスラズリブルーのナイトガウンが本当にキレイ。

そもそも残っている作品数の少ないフェルメールさん。
中でも風景画は2点しかなく、そのひとつが左上の「小路」なのだそうで、見るのが楽しみだったんです。
こういうもの描かれるんですね〜
でもよく見ると小路の奥や玄関先に女性が描かれ、小さくてもそこはしっかりフェルメールワールドなのでした^^



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