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2014年12月 ローマ&ヴァチカン旅行記

07 ヴァチカン美術館【ピナコテカ】



当日券の行列は皆無でありましたが、
せっかく予約して来たので、専用レーンから入りたいと思いまーす(笑)
『ヴァチカン美術館』
全長7kmにも及ぶという、歴代法王の絢爛たるコレクションが見られる広大なミュージアムです♪


予約者専用レーン。 スルスルと入口へ。 こちらは出口。

事前予約はWEBから簡単にできまして(英語有)、メール送付されたバウチャーを出力し持参しております。
入口の回転扉から入ると、そこは当日券売場などがあるフロア。


イエス誕生のシーンを再現したプレゼピオ。
様々な民族衣装の人たちが見守っています。
ロビーの彫刻。 階段で上がったところにあるショップ。

更に上階に上がり、バウチャーをカードサイズのチケットに引き換え、エスカレーターで展示フロアへ。
オーディオガイドを借りる場合は、展示室入口前にカウンターがあります。
私はオーディオガイド込みで予約していたので、チケットと一緒にもらった引換券を出し受取りました。
日本語があるし、かなり多くの作品に対応していて、これは借りてよかったです。
(入館料16ユーロ+7ユーロ也)
パスポートを預けるという話も聞いておりましたが、そのシステムはなくなったのかな?
引換券のみでお借りできました。ホッ。


チケットとガイドマップ。 螺旋スロープを上からパチリ。

念願のヴァチカン美術館にいる喜びで、早くも興奮気味のワタクシ。
初めから飛ばすと後が辛そうだから、少し気を静めねば(n_n;)


建物を振り返ってパチリ。
空が美しい〜☆
眩しっ!あれはヴァチカン庭園でしょうかね?
ツアーでしか入れないとか。

中庭のようなとろこで一呼吸。
いいお天気で気持ちいい〜
この青空も美術館を出るころには薄暗くなっていることでしょう。。



はやる気持ちを静めたところで、見学スタート!
『ピナコテカ』
11〜19世紀の絵画&タペストリーが展示されているという絵画館で、
元気なうちに(!?)見ておきたいなと、真っ先にやって来ましたー


ワクワクの入口。
(出口もここです)
早速目玉作品!
ミケランジェロ作ピエタ、のレプリカ。

レプリカでも充分に神々しいピエタ像に迎えられ、展示室に入ります。

ジョットーと弟子による、
「ステファネスキの祭壇画」
こちら裏面。 ビバリーニ兄弟?作
これも祭壇用でしょうか。

作品として素晴らしいのはもちろん、それぞれの歴史がまたすごくて、
「ステファネスキの祭壇画」は、サン・ピエトロ大聖堂になる前のバジリカの主祭壇を飾っていたとか。
ステファネスキは、これをオーダーした枢機卿のお名前だそうです。


「奏楽の天使」
アングルが悪いですが、天使いっぱいのフレスコ画。

ピナコテカの内部は小さな展示室に分かれていまして、
どんどん奥へと進んでいくと、グッと照明が押さえられたお部屋が。


おぉ〜ラファエロではないですかっ。 ラファエロ作「キリストの変容」 「最後の晩餐」のタペストリー

ピナコテカのハイライト、ラファエロ3作品を前に、イスに座ってぼぉ〜っと、あいえじーっと眺めていると、
見学の方々がどうも私の背後を見ておられ、後ろにも何かあるのかしら?と振り返ると、
最後の晩餐のタペストリーがどーん!
写真で表せないのが残念ですが、すごく繊細な上に大きな作品です。


レオナルド・ダ・ビンチ作
「聖ヒエロニムス」
未完成らしく、
手前のライオンは下書き状態。

好奇心旺盛だったダ・ビンチさんは、製作途中でも興味が他にあるとそっちに行っちゃったりしたようで、
未完成作品が多いとか。
未完成でも傑作として法王のコレクションになっているとは、さすが万能の天才!


彫刻で有名なベルニーニさん作。 ラファエロのお弟子さん、
ジュリオ・ロマーノ作「聖母戴冠」

いやはや、ここだけでも1日過ごせそうな程の見事なコレクションでございましたぁ。
ピウス11世が1932年に創設したというから、ヴァチカンの中では新しいほうかもしれませんねぇ。
このように、歴代法王のお財布の紐を大いに緩めさせた芸術の数々を
まだまだ見られるなんて、すごいぞヴァチカン美術館!




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