HOME | TRAVEL TOP | HOTEL TOP | この旅行記TOP





2014年12月 ローマ&ヴァチカン旅行記

10 ヴァチカン美術館【ラファエロの間など】



ようやく、『ラファエロの間』に到着です!
全部で4部屋に分かれており、順路の最初は「コンスタンティヌスの間」

天井画や壁画は、ラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノさんを中心とした、
ラファエロ派のお弟子さんたちによって仕上げられているそうです。

「ミルヴィオ橋の戦い」 だまし絵のような天井画。

二つ目のお部屋は、「ヘリオドロスの間」

天井画。 「ヘリオドロスの追放」

3つ目のお部屋は、有名な「署名の間」
ここはラファエロさんが一番初めに着手し、3年かけて自筆で仕上げた渾身の1室で、
名前の通り、ユリウス2世がここで署名を行っていたそうです。


「聖体の議論」 天井画。

ヴァチカン美術館の中でも、ルネッサンス期の作品としても重要とされる、「アテネの学堂」はここにあります。

見事な遠近法の「アテネの学堂」 古代ギリシャの哲学者が
勢揃い。
右端でこちらを向いているのは、ラファエロ自身と
言われているそう。
ボケてますけども。。

中央の赤い服は、ダ・ビンチをモデルにしたとされるプラトン。その横の青い服はプラトンの弟子アリストテレス。
階段下の頬杖の方は、ミケランジェロがモデルとされるヘラクレイトス
ご自分と同時期に活躍した芸術家を哲学者に見立てて登場させるなんて、面白いアイデアですよね〜
残る4つ目のお部屋は、確か修復作業中だったからだと思うのですが、写真なし。。



そんなわけで、ルネッサンス期の巨匠作品に浸った後は、
『現代宗教画美術館』をさらりと流・・せるといいけどぉ。


おっと、ゴッホさんのピエタ発見!
宗教画は数少ないそうです。
こちらは、マチスのピエタ。 ヴァチカンで日本人初の展示作品。
吾妻兼治郎さん作「十字架」

ここでゴッホ作品に出会えるなんて思っていませんでした!
紀元前から始まり、1世紀からルネッサンス期と見てきたせいか、ものすごく身近に感じます。




そしていよいよ、ヴァチカン美術館最大の傑作『システィーナ礼拝堂』へ〜♪
法王選挙のコンクラーベも行われるここを見たくて見たくて。。
ただですね、内部は厳しく撮影が禁止されており、残念ながら写真なし。


階段を上がって右が入口。 廊下の窓からクーポラが
すぐ近くに見えました。
ミケランジェロ作、「最後の審判」
(撮影禁止につきポストカードです^^;)

祭壇画の「最後の審判」は、右側が天へ左側は地獄へ落ちる人たちが描かれているそう。
何と言いますか、登場人物いっぱいの舞台を見ているような劇的なフレスコ画であります。
その最後の審判よりずっと前にミケランジェロさんが旧約聖書を元に描いたのが、天井画。
高い台座を用意し仰向けの体勢で、したたり落ちる絵具にまみれながら4年間描き続けたそうです。
その他、側面にはボッティチェッリやラファエロもだったかな、当時の有名画家による壁画がびっしり。
オーディオガイドも非常に丁寧だったおかけで、1時間くらい上を見上げておりました(n_n;)




気の済むまでシスティーナ礼拝堂を堪能した後はすっかり気が抜け、
素晴らしい『ヴァチカン図書館』を通路のようにスタスタ歩いて出口に向かったのでした(^_^;)


こちらも天井が豪華。 ずっと先まで豪華!

途中見つけたミュージアムショップがとってもこってり風味(笑)

無地の部分が全く無いっ。。 ジュエリー系が豊富です。 ポストカードが壁画に
埋もれて見える。

ミュージアムショップは何か所もありまして、
私は出口付近にあったショップでポストカードを購入。



最後に美しい螺旋階段を降りて見学終了です。


上からパチリ。 階段の下のクリスマスツリー。

せっかくなので、買ったポストカードを実家に送ろうと思ったら、郵便局は既に閉まっておりました。
残念!


ポストはあれど、切手なし。

はがきを出すのは、後日サン・ピエトロ大聖堂に行った時にいたしましょ。
13時半過ぎに入って現在17時過ぎ。
4時間くらいいたヴァチカン美術館をお名残惜しくも後にします。
大充実の4時間をありがとう!




Back
この旅行記
TOP

Next